ピッキングと破壊

鍵の不正解錠というとピッキングがまず思い浮かぶと思います。
特殊な工具をつかって鍵を開けてしまうという犯罪です。
しかし、不正解錠はピッキングだけに限りません。
ピッキングは知識と道具を持っている人が及ぶ犯行です。
知識や道具を持っていない人や外国人の犯罪者は破壊による解錠を行ないます。

特にマンションなどの集合住宅で使われている鍵はピッキング対策されている鍵ですのでピッキングでは容易に開けることができなくなっています。するとバールでむりやりこじあけたり錠前を破壊しようと試みるのですが、メーカーも不正解錠されないように強度を見なおしたり使用する金属をバージョンアップしたりしているのです。
ですから、最近の鍵は破壊しようとしてもなかなか壊れないものがほとんどです。こわそうと思ったら電動工具を使用する必要があります。電動工具を使うと大きな音がでるので人目を忍びたい犯罪者はまず使うことができませんね。

鍵屋が鍵開けを頼まれた場合は電動工具による鍵の破壊を行うこともほとんどです。電動工具を使ったとしても丈夫な鍵は10分から15分、長くて20分以上かかるということもあります。

これだけ最近の鍵は丈夫なものに進歩しているということですね。